上質な羽後牛のステーキ用ランボソを、ローストビーフにアレンジ!ランボソは、ランプ肉の中でも希少な部位。ブロック肉よりも火が通りやすく、フライパンでお手軽に、しっとりとしたランボソローストビーフが作れます。赤ワインを使ったソースは、赤身肉の旨味をぐっと引き立てます。おもてなしやパーティーなど、ここぞというシチュエーションで、ぜひ。
RECIPEランボソローストビーフのレシピ
材料
material・牛肉(ランボソ)…ステーキ用 1枚
・塩胡椒…少々
・オリーブオイル…大さじ1
・にんにく(ロースト)…適量
ソース
・にんにく(すりおろし)…小さじ1
・赤ワイン…50cc
・醤油…50cc
・水…50cc
・りんごのすりおろし…小さじ1
・レモンの絞り汁…小さじ1
・タイム…適量
FLOW料理の流れ
ランボソ肉は調理の30分~1時間前に冷蔵庫から取り出して、常温に戻しておきます。
はじめにソースを作ります。フライパンを強火で熱し、赤ワインを入れてアルコールを飛ばします。アルコールの匂いがなくなり、全体量がおおよそ半分になったらアルコールが飛んだと言えます。弱火にし、タイム以外の残りのソース材料を入れてひと煮立ちさせます。出来上がったソースは、一旦フライパンから取り出します。
常温に戻したランボソ肉に、フォークで数カ所穴を開け、塩胡椒、ローストしたにんにくをふってすりこみ、なじませます。
フライパンにオリーブオイルを入れて強火で熱します。フライパンに煙が出るくらいまで熱したら、ランボソ肉を入れて焼き始めます。焼き目がついたら別の面を焼く、という工程を繰り返します。
各面に軽く焼き目をつけたら弱火にし、2で作っておいたソースの半量を入れ、ざっと煮立たせてランボソ肉にソースを絡め、火を止めます。
ソースが絡んだランボソ肉を一旦フライパンから取り出してタイムをふり、アルミホイルで包みます。肉汁が逃げないよう、二重で包みましょう。
アルミホイルで包んだランボソ肉をフライパンに戻し、蓋をします。そのまま20分ほど休ませ、余熱で中まで火を通します。
食べやすい薄さにスライスし、残りのソースをかけて出来上がりです。
ここが違う!ローストビーフとレアステーキ
火の通し方
どちらも赤身が美しいお肉料理、ローストビーフとレアステーキ。その違いをご存知でしょうか。
まず一つめの違いは、火の通し方です。今回ご紹介したランボソローストビーフは、低温でランボソ肉の中心部までじっくりと火を通します。対してレアステーキは表面のみを焼き付けて、中まで火を通しません。よって、ローストビーフはしっとりとした食感、レアステーキはジューシーなシズル感を楽しめる料理と言えます。
調理方法
二つめの違いは、その調理方法です。今回はステーキ肉を用いたローストビーフのレシピなので、フライパンで調理しましたが、一般的にローストビーフはオーブンで調理することが多いです。オーブンを使い、牛肉を蒸し焼きにする調理法を「ロティ」と呼びます。低温でじっくりと火を通し、肉汁の旨味を閉じ込めます。
また、フライパンや鉄板で牛肉を焼く調理方法を「ポワレ」と呼びます。これは、フライパンに牛肉を入れ、蓋をして蒸し焼きにする調理法のことを指します。蓋をせずに焼く調理法は「ソテー」と呼びますが、ステーキはポワレで調理されることが多いようです。
ランボソ肉の特徴
ランボソ肉とは、牛肉のお尻の部分、ランプ肉の一部です。ランボソは脂身が少なく、さっぱりとした赤身の旨味を味わえる部位で、ローストビーフやステーキに適しています。一度食べると、そのクセの少なさ、食べやすさに感動する方も。ステーキ肉を使用したランボソローストビーフはとても柔らかく、きめ細かい肉質を十分に味わえます。ランボソローストビーフで、赤身の美味しさをぜひ堪能してみてください。
ITEMS今回使用した調味料・食器・グッズ
羽後和牛特上ランボソ
秋田県南部、羽後町のブランド牛をご存知でしょうか。羽後牛は、循環型で丁寧に飼育された黒毛和牛です。循環型とは、稲藁や米ぬかなどを配合した無添加の飼料で牛を育て、反対にでた堆肥を稲作に利用することにより資源を循環させるという農法です。この循環型の農畜は、米どころである秋田県ならではのこと。出来るだけ天然の飼料で飼育するので、人にも安全かつ、上質な黒毛和牛が育てられます。
今回使用したのはその羽後牛の、ランボソの部位。ランボソはランプ肉の一部で、脂身が少なく、あっさりとした赤身が味わえるのが特徴です。一般的に、ローストビーフはブロック肉を用いることが多いですが、今回はステーキ肉でお手軽に作れるようアレンジしました。
DULTON GLUTTON Round pan
ラウンドパンとは、鋳鉄でできた円形の厚手フライパンです。持ち手が穴空きタイプなので、引っ掛けて直火にかけるなどでも使用できます。素材への火の当たりが柔らかく、料理にムラなく火が通ります。鉄製の鍋は使いこむほどに味が出るのも魅力の一つ。使用後は、洗剤をなるべく使わずにたわしとぬるま湯で汚れを落とし、火にかけて乾かします。十分に乾かすことによってサビの発生を防ぎます。仕上げには、サラダ油やオリーブオイルなどの食用油を塗って馴染ませましょう。
今回のレシピでは、ランボソローストビーフの表面を短時間で焼き上げ、ホイルで包んで余熱をじっくりと通しました。フライパンでの加熱時、一気に火が通り過ぎてしまわないよう、一瞬で焼き上げられる「鋳鉄」がおすすめです。
SyuRo/せっ器 plate L ホワイト
せっ器は、ヨーロッパではストーンウェアと呼ばれる種類の食器です。磁器や陶器ではなく、石のような鉄のような、硬い素材です。粘土に鉄分が多く含まれる三重県四日市の土を使用したこちらのプレートは、焼き締めて吸水性の少ないプレートに仕上がっています。急須などに使われることの多い素材でできたプレートは、シンプルながらも表情があり、マットな質感がお料理の彩りや素材感を引き立てます。
ランボソローストビーフの、きめ細やかな肉質を引き立たせるよう、シンプルなこちらのプレートと合わせました。大きめのプレートに余白を持たせながら盛り付けると、上品なスタイリングになります。
ヴェリーノ カトラリー
マットな黒の質感がおしゃれな、ヴェリーノのカトラリーシリーズ。ヴェリーノのカトラリーはカジュアルなお値段ながらも特別感のあるテーブルコーディネートを演出できるアイテムです。例えば、友人を招いてのホームパーティーや、自分一人のためにいつもより手をかけて作ったお料理。そんな時に、ヴェリーノのカトラリーでテーブルコーディネートが華やかになります。
シンプルな白のプレートのマット感と合わせて、引き締めカラーのブラックを選びました。ランボソローストビーフの鮮やかさとのコントラストも◎。
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